こんにちは。東京都板橋区の歯医者、浮間舟渡駅前歯科です。
早速ですが、歯茎が赤く腫れて、歯ブラシをしているときに 出血したという経験をしたことがある方は多いのではないでしょうか。
歯茎の腫れは、学童期のお子さんから恒例の方まで
幅広い年代で起こる非常にポピュラーな症状です。
しかし一言で歯茎の腫れといっても、その原因は様々です。
歯茎が腫れている原因を確認して、治療方法をチェックしてみてください。
歯茎が腫れている原因
1.白い腫れはストレスや疲れが原因
歯茎だけではなく、唇の裏側、ほおの内側に白っぽい丸い腫れや
傷のようなものができるのは「アフタ性口内炎」の可能性があります。
疲労やストレスなどが原因で発症すると言われています。
〔治療法〕10日ほどで自然と改善する
何度も繰り返し発症する場合は、「再発性アフタ性口内炎」や
他の病気が疑われるので相談してください。
2.噛むと歯茎が痛むのは、衝撃と虫歯が原因
噛みしめたときに歯が痛むのは
「根尖性歯周炎(こんせんせいししゅうえん)」の可能性があります。
歯の根っこ(根尖)で炎症が起こっている状態です。
歯に強い衝撃がかかったり、 虫歯が進んで歯の根にまで細菌が達してしまうことが原因です。 根尖性歯周炎をそのまま放置すると、、、 「歯根嚢胞(しこんのうほう)」といい、 歯の根っこに膿がたまった袋状のものができて歯の根っこの部分の歯茎が腫れます。 症状によっては抜歯が必要になることもあります。
〔治療法〕
・根尖性歯周炎:根っこの膿を取り除き、
抗菌薬などで細菌の繁殖や炎症を抑える根管治療を行う
・歯根胞取り除く。場合によっては抜歯する
3.血や膿が出るのは、歯周病
歯茎が赤く腫れた状態を歯肉炎といい、 歯と歯の間の歯茎がやや丸みを帯びた状態になり歯を磨くと歯茎から血が出ます。 歯茎が腫れているだけの歯周炎であれば、 歯医者さんで歯垢と歯石を取ってもらうことで症状が改善します。 歯肉炎をそのまま放置すると歯周炎を発症します。 歯茎を触るとぶよぶよして押すと白い膿がでるようになります。 また、歯を支える骨が解けて歯がぐらぐらします。 歯肉炎と歯周炎は、ひとまとめにして歯周病といいます。 症状がひどくなると口臭がひどくなっていきます。
〔治療法〕
・歯肉炎(しにくえん)歯垢や歯石を除去する
・歯周炎(ししゅうえん)歯茎を切開するなどして、
歯と歯茎の間にたまった歯石などを取り除く
歯茎が腫れる原因の多くは、歯周病です。
歯周病を防ぐ為におうちでできることは「丁寧な歯磨きをする事」です。
面倒でもしっかりと歯を磨いて、歯垢がたまらないようにしましょう。
歯茎が腫れる原因にはさまざまなものがあります。
深刻な病気が歯茎の腫れる原因になっていることがあるため、
面倒だからと言って放置するのは危険です。
手術が必要になることもあるので、早めに歯医者さんに相談しましょう。
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